DOD わがやのシュラフ(S4-511)を家族で使ってみた|4人分を1つで賄う封筒型シュラフの本音レビュー

道具・ギア選び

キャンプの朝、いちばん気が重い作業。それは撤収です。中でも寝袋。家族4人分の寝袋を、ひとつずつ丸めて、袋に押し込んで、入らなくて、また出して……。あれを4回。地味に心が折れます。

そこで我が家が使っているのが、DODの「わがやのシュラフ」(S4-511)。名前の通り、家族みんなで1つに入る封筒型のファミリーシュラフです。結論から言うと、これのおかげで朝の撤収がだいぶ平和になりました。実際に使っている立場から、いいところも「ここはちょっとね」というところも隠さず書きます。

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わがやのシュラフって、どんな寝袋?

ざっくり言うと、「4人家族がまるごと入れる、特大の封筒型シュラフ」です。1つの大きな布団みたいなもの、と思ってもらえれば近い。まずは基本スペックから。

  • 使用時サイズ:約230×200cm(4人家族が並んで寝られる特大サイズ)
  • 重量:約4.8kg
  • 収納サイズ:約W36×D36×H66cm
  • 使用温度:推奨5℃〜/最低-5℃
  • 素材:中綿ホローファイバー/裏地コットン100%・表地ポリエステル

裏地がコットンなので、肌ざわりが家の布団に近い。子どもが「キャンプの寝袋、ゴワゴワして嫌」と言い出すやつが、これだと起きにくいです。


最大の武器:片付けが、とにかく速い

これが本題です。わがやのシュラフは、独自のバッグ構造で、40秒ほどでガサッと収納できます。きれいに丸める必要すらない。大きな袋に、押し込む。以上。

冒頭に書いた「寝袋4つを畳む地獄」が、これ1つで終わります。しかも子どもでもできる。撤収の朝、これがどれだけ精神衛生にいいか。使ってみると分かります。ファミリーシュラフの価値は、寝心地より片付けにあると、個人的には思っています。

ポイントまとめ

  • 独自バッグ構造で約40秒で収納できる
  • きれいに畳まなくてOK・子どもでもできる
  • 寝袋4つ分の撤収ストレスが消える

そして、これがいちばんの思い出:みんなでくっついて寝る

スペックの話ばかりしてきましたが、実際に使ってみて、いちばん「買ってよかった」と思ったのは、数字では書けない部分でした。家族4人で、同じ1つのシュラフに入る。それ自体が、めちゃくちゃ楽しいんです。

隣とくっついて、子どもは大はしゃぎ。親もなんだかテンションが上がる。狭いはずなのに、その狭さが逆にいい。ひとつの布団に川の字で寝る、あの実家みたいな安心感が、テントの中に出現します。子どもが「今日たのしかったね」って半分寝ながら言うやつ、あれ、一人用シュラフでは絶対に起きません。

道具の性能って、つい機能で語りがちですが、「家族の距離が近くなる」って、実はいちばん価値のある機能かもしれません。キャンプの夜が、まるっと家族の思い出になる。これだけでも、選ぶ理由になります。

ポイントまとめ

  • 家族みんなで1つに入る体験そのものが楽しい
  • くっついて寝る安心感で子どもも大満足
  • キャンプの夜が家族の思い出になる

家でも使える、というずるさ

意外な伏兵がこれ。丸洗いできて、家では布団代わりや来客用にも使えます。キャンプ道具って、家では場所を取るだけのことが多いんですが、これは普通に戦力になる。

子どもが友達を泊まりに呼んだとき、床にこれを広げれば即席の大きな寝床の完成。年に数回しか使わない道具より、こういう「日常でも使えるやつ」のほうが、結局モトが取れます。

ポイントまとめ

  • 丸洗いできて清潔に保てる
  • 家では布団代わり・来客用にもなる
  • 日常でも使えるぶんコスパがいい

正直に言う、ここは弱点

いいことばかり書くと嘘くさいので、気になる点も。

  • 重い・かさばる(約4.8kg)……4人分が1つなので当然ですが、収納サイズもそれなり。オートキャンプ(車横付け)前提の道具です。荷物を担ぐスタイルには向きません。
  • 真冬の氷点下はこれ1枚だと厳しい……最低使用温度は-5℃とありますが、これは「なんとか耐えられる」ライン。快適に眠れる温度ではありません。冬は毛布や着込み、後述のマット併用が前提です。
  • 大人数だと1人あたりが狭くなる……4人で使うと、寝返りは控えめに。子どもが小さいうちはちょうどいいですが、成長すると手狭に感じるかもしれません。

とはいえ、どれも「知っていれば困らない」話です。地雷ではなく、用途がハマれば大満足のタイプ。


底冷え対策とセットで考えると、無敵に近い

弱点で触れた寒さ問題ですが、対策はシンプルです。体の下の断熱を足せばいい。シュラフは上からの保温、マットやコットは下からの底冷え対策。役割が違うので、両方あると一気に快適になります。

具体的には、マットコットを下に敷くのが効きます。氷点下が予想されるなら、暖房ギアも合わせて検討を。単体で氷点下に挑むより、ずっと安全で快適です。


どこで買う?(価格は変動します)

実勢は1万円台前半〜半ばあたり。セールで大きく下がることもあるので、急ぎでなければタイミングを狙うのもあり。家族4人分の寝袋をバラで揃えるより、1つで済むぶん安く上がることが多いです。最新価格は各ストアでご確認を。

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まとめ:初心者ファミリーの「最初の1つ」に向いている

わがやのシュラフの本質は、「家族分をまとめて、片付けが速くて、家でも使える」。この3つに尽きます。寝心地を極めたい人向けではないですが、初心者ファミリーが最初に選ぶ1つとしては、かなり手堅い。

重さと、真冬の寒さだけ納得できれば、春・夏・秋の家族キャンプはこれ1つでほぼ回ります。寝袋選びをもっと比べたい人は寝袋の選び方もどうぞ。撤収の朝、あの畳む地獄から解放されるだけでも、買う価値はあります。

じゃあまた。

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