キャンプの帰り、体は煙くさいし、髪はごわごわ、足は土まみれ。あの状態で車に乗り込むの、地味に嫌ですよね。楽しかったのに、最後だけちょっと修行。
それを一発で解決するのが温泉つきキャンプ場です。遊んで、焚き火して、最後は湯にとろける。これ、一度やると戻れません。特に子連れは、風呂で温めてから寝かせると寝つきが段違い。親の勝ちです。今回は、初心者ファミリーでも安心して行ける温泉つきスポットを、全国から5つ選びました。全部、実際に温泉があるところだけです。
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その前に:温泉つきキャンプ場、どこを見て選ぶ?
「温泉つき」とひとことで言っても、中身はけっこう違います。予約する前に、ここだけ確認しておくと失敗しません。
- 場内か、近隣か……サイトの中にお風呂があるのか、車や徒歩で移動するのか。子連れは「場内」がとにかくラク。
- 日帰り入浴の時間……温泉には最終受付があります。焚き火に夢中で「気づいたら終わってた」は、よくある悲劇。
- 子連れで入れるか……オムツが取れていない子はNGの施設もあります。事前確認が安心。
- テント設営に自信がなければコテージも視野に……「設営はまだ無理」という家族は、温泉つきのコテージから入るのが正解です。
①【長野・飯綱町】camp+iizuna|歩いて3分の場所に、風呂が待っている
長野県飯綱町、飯綱東高原にあるオートキャンプ場。ここの最大の武器は立地です。別館のむれ温泉「天狗の館」まで、歩いて約3分。しかもキャンパーは入浴料が割引になります。風呂のために車を出す必要すらない。近い、安い、これは強い。
天狗の館は霊仙寺湖を見下ろす高原の日帰り温泉で、営業は10時〜21時(最終受付20時30分)。食事処もあるので、「今日は作るの面倒だな」という日は、風呂ついでにごはんも済ませられます。ずるいくらい快適。
キャンプ場自体もオートサイト・区画サイト・コテージと揃っていて、初心者でも扱いやすい。営業は例年4月下旬から11月中旬ごろまで。夏の避暑にも、秋の紅葉にもいい場所です。
ポイントまとめ
- 温泉「天狗の館」まで徒歩約3分・キャンパー割引あり
- 営業は例年4月下旬〜11月中旬(冬季クローズ)
- オート・区画・コテージが揃い初心者向き
②【大分・九重町】オートキャンプ竜門|場内に源泉かけ流し。もう帰りたくない
大分県玖珠郡九重町にある、温泉好きにはたまらないキャンプ場。なんとサイトの中に源泉かけ流しの露天風呂があります。移動ゼロ。テントから風呂まで数十歩。これはもう、温泉に住んでいるようなものです。
露天風呂は夜22時まで入り放題。事前予約制の貸切家族風呂もあるので、「他の人がいると子どもが騒いで…」という家族も安心です。夏はプールもあって、子どもは一日中はしゃげます。親は露天風呂で回復。役割分担ができています。
道具のレンタルや炭の販売もあるので、手ぶら寄りでも大丈夫。標高432mで通年営業しているので、季節を選ばず行けるのもうれしいところです。
ポイントまとめ
- 場内に源泉かけ流し露天風呂(夜22時まで入り放題)
- 予約制の貸切家族風呂・夏はプールあり
- 道具レンタルあり・通年営業
③【静岡・田貫湖】休暇村富士|テントが張れなくても、富士山と温泉は楽しめる
「いきなりテントは不安」という家族に、これ以上ない選択肢。田貫湖のほとりに立つ休暇村富士は、1LDKの貸別荘タイプのコテージがあり、設営ゼロでアウトドア気分を味わえます。しかも目の前は富士山。ずるい景色です。
温泉「富士山恵みの湯」は2010年に開湯した自家源泉で、大浴場からは富士山がドーンと見えます。ツルツルの肌ざわりで「美肌の湯」と呼ばれ、サウナも完備。子どもを湖畔で遊ばせて、夜は温泉。初心者ファミリーのデビュー戦として、かなり手堅い一手です。
コテージ泊で慣れてから、いつか隣でテントを張る。そういうステップアップの入口にもちょうどいい場所です。コテージ泊とキャンプの違いが気になる人はグランピングとキャンプ、どっちから?もあわせてどうぞ。
ポイントまとめ
- 設営不要の1LDKコテージあり・初心者に最適
- 温泉大浴場から富士山ビュー・サウナ完備
- 田貫湖畔で子どもの湖遊びもできる
④【福島・天栄村】エンゼルフォレスト那須白河|犬まで温泉に入れる懐の深さ
福島県天栄村、羽鳥湖高原にある東北最大級の複合リゾート。オートキャンプ場と、温泉付きのコテージが揃っています。天然温泉「彩光の湯」はpH9.8のアルカリ泉で、露天風呂もサウナも足湯もあり、宿泊者は滞在中入り放題。風呂のフルコースです。
そして特筆すべきは、犬専用の温泉ブースまであること。愛犬連れのファミリーには、これ以上ない環境です。人間も犬も温まって帰る。平等です。ドッグランも湖を見下ろすロケーションにあって、犬の満足度がやたら高い。
200万平米という広さなので、正直1泊では回りきれません。アクティビティも豊富なので、子どもが飽きる心配はまずないです。
ポイントまとめ
- 天然温泉「彩光の湯」pH9.8・露天/サウナ/足湯あり
- オートキャンプ+温泉付きコテージ・犬専用温泉も
- 東北最大級の規模でアクティビティ豊富
⑤【岡山・真庭】休暇村蒜山高原|高原でオートキャンプ、締めはラドン温泉
中国地方の高原リゾート、蒜山(ひるぜん)高原。標高約600mの休暇村蒜山高原は、オートキャンプ68区画(AC電源付き20区画)という充実ぶりで、常設テントサイトもあります。電源付きサイトがあるのは、夏の扇風機・秋冬の電気毛布派にはありがたい。
キャンプで汗をかいたら、隣接する休暇村のホテルで天然ラドン温泉の大浴場にどうぞ。キャンプ場にはキッズコーナーや図書コーナーもあって、雨の日に子どもが退屈しにくいのも地味なポイントです。
高原なので夏でも比較的涼しく、蒜山三座を望む景色も気持ちいい。西日本で温泉つきキャンプを探しているなら、まず候補に入れていい場所です。
ポイントまとめ
- オート68区画(AC付20)+常設テントサイト
- 隣接ホテルで天然ラドン温泉の大浴場が利用可
- キッズ・図書コーナーあり/高原で夏も涼しい
温泉つきキャンプ、行く前の注意点
快適さの塊みたいな温泉つきキャンプですが、いくつか落とし穴もあります。知っておけば防げるやつです。
- 営業時間と最終受付を必ずチェック……特に日帰り温泉は早じまいのことも。焚き火を切り上げる時間を逆算しておく。
- タオル・着替えは人数分+α……子どもは高確率で何かを濡らします。多めが正解。
- 混雑時間を避ける……夕方は混みます。少し早めか、寝る直前がねらい目。
- 施設ごとのルールは公式で確認……料金・営業日・子連れ入浴の可否は変わることがあります。予約前に公式サイトで最新を確認してください。
なお「道具はまだ持っていない」という家族は、レンタルで手ぶらデビューするのが気楽です。借りて試してから、気に入った道具を買えばいい。詳しくは手ぶらキャンプ完全ガイドにまとめています。
▶ 手ぶらキャンプを楽しむ【hinataレンタル】で道具を見てみる![]()
まとめ:温泉があると、キャンプの満足度は跳ね上がる
5つ紹介しましたが、共通しているのは「遊びの疲れを、その日のうちに流して帰れる」という一点です。これがあるだけで、キャンプのしんどい部分がごっそり消えます。特に子連れは、風呂の有無で翌日の機嫌がまるで違う。
初心者ファミリーなら、まずは設営不要のコテージ(休暇村富士)か、場内に温泉がある竜門あたりが安心。慣れてきたら、テントを張って高原の温泉キャンプへ。ステップを踏めば、無理なく沼にハマれます。ようこそ、こちら側へ。
テント選びから始めたい人はファミリーテント 予算別おすすめ比較、キャンプ場での基本マナーは初心者が知っておきたい基本マナー7つもどうぞ。よい温泉キャンプを。
じゃあまた。


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