冬キャンプデビューの始め方|寒さが不安な初心者ファミリーが最初に揃えたい道具

初心者ハウツー

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管理人です。冬キャンプに行きたい。でも寒いのが不安で踏み切れない。これ、めちゃくちゃ分かります。うちもそうでした。

で、ネットで調べると「冬用シュラフは2万円」「ポータブル電源は10万円」みたいな話が出てきて、いきなり心が折れる。全部揃えないと行けないと思い込んで、結局行かないまま冬が終わる。これがいちばんもったいないパターンです。

結論から言うと、冬キャンプは装備の量ではなく「順番」の問題です。行く時期を選んで、揃える順番を守れば、初回から10万円を用意する必要はありません。今回はその手順を書きます。まあ、読んでください。


冬キャンプが手強いのは、寒いからではありません

ここを勘違いしていると、対策の方向を間違えます。冬が難しい理由は、寒さそのものより次の3つです。

  • 失敗したときのダメージが大きい……夏に道具選びをミスしても、暑いだけで済みます。冬は一晩眠れません。翌日の機嫌が家族全員で崩壊します。
  • 夜が異常に長い……16時半には暗くなります。夕食を終えても、まだ19時。この「持て余す時間」への備えがないと、子どもが飽きます。
  • 途中で帰りづらい……夏なら「暑いから帰ろう」で済みますが、冬の夜に撤収して運転するのは危ない。だから最初から無理をしない設計が要ります。

逆に言えば、この3つに手を打てば冬は怖くありません。装備を積むより先に、行き方の設計です。


いきなり真冬に行かないでください

これが今回いちばん伝えたいことです。「冬キャンプデビュー」と聞くと1月2月を想像しがちですが、デビュー戦を真冬に設定するのは無謀です。3段階で慣らしてください。

ステップ1:11月・電源サイト・低い場所

まずここから。11月の平地なら、秋の装備の延長で行けます。最低気温は5℃前後。寒いですが、命に関わるレベルではありません。

そして電源サイトを取ってください。コンセントが使えれば、電気毛布1枚で夜の不安がほぼ消えます。ポータブル電源を買う必要がなくなるので、初期費用も一気に下がります。電源サイトは、冬デビューの最強の裏技です。

ステップ2:12月・標高の低い場所

1回目がうまくいったら、12月へ。ここで自分の家族が何度まで耐えられるかが見えてきます。「1回目は寒くなかった」のか「実はギリギリだった」のかで、次に買うものが変わります。

標高は低いところを選んでください。同じ県内でも、標高が1,000m違えば気温は6℃前後変わります。「近いから」ではなく「低いから」で選ぶのが冬のコツです。

ステップ3:ここまで来たら、真冬もいけます

2回経験すれば、必要な装備が体で分かっています。ここで初めて、氷点下や雪中キャンプを検討してください。順番を守れば、無駄な買い物がほぼ発生しません。

ポイントまとめ

  • デビュー戦は11月の電源サイト。秋装備の延長で行ける
  • キャンプ場は「近い」より「標高が低い」で選ぶ
  • 2回慣らしてから真冬へ。順番を守ると無駄な買い物が減る

揃える順番【1軍・2軍・後回し】

ここが本題です。全部いっぺんに買う必要はありません。優先順位をつけます。

1軍:これが無いと詰みます

最初に確保すべきは、「地面からの冷え」と「体温の維持」の2つだけです。

この3つが揃えば、11月の電源サイトなら成立します。本当です。

2軍:あると快適さが跳ね上がる

  • 電気毛布……安いのに効果が大きい、費用対効果の王様。電源サイトならこれだけで足ります(電気毛布の選び方
  • 湯たんぽ・カイロ……電源がない場所でも使える。数百円から
  • スカート付きテント……裾の布で隙間風を止める仕組み。ただし高いので、まずは借りて試すのが賢い

後回しでいいもの

  • ポータブル電源……電源サイトを取れば不要です。買うのは「電源なしサイトに行きたくなってから」で充分(選び方はこちら
  • 石油ストーブ……高い、重い、そして扱いに注意が要る。デビュー時に手を出すものではありません(暖房ギアの比較

「冬キャンプにはストーブが要る」と思っている方が多いですが、電源サイト+電気毛布のほうが、安全でも費用でも初心者向きです。ストーブは、冬に何度か行って「もっと快適にしたい」と思ってからで遅くありません。

ポイントまとめ

  • 1軍はマット類・寝袋・防寒着。冷えは地面から来る
  • 2軍の電気毛布は、安いのに効果が最大級
  • ポータブル電源とストーブは後回しでいい

高いものは、買う前に借りてください

冬用シュラフ、ポータブル電源、大型テント。このあたりは体感の個人差が大きく、しかも高いという、いちばん失敗したくない組み合わせです。

「快適温度0℃」と書いてあっても、寒がりの人には全然足りません。数字では分からないんです。だから一晩借りて、自分の体で確かめる。数千円で10万円の判断ができるなら、安いものです。

借りるべきギアと、確かめるべきポイントは秋冬キャンプの道具は買う前にレンタルにまとめました。道具ゼロから始めるなら手ぶらキャンプ完全ガイドもどうぞ。

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場所選びで、難易度は半分決まります

道具の話ばかりしましたが、どこに行くかで難易度はまるで変わります。デビュー戦は、次の条件で選んでください。

  • 電源サイトがある……最優先。これだけで初期費用が数万円変わります
  • 標高が低い……1,000m上がると6℃前後下がります。冬は特に効きます
  • 管理棟やトイレが近い……夜中に子どもがトイレに行くとき、距離があると本当につらい
  • お風呂がある、または近い……体を温めてから寝袋に入ると、夜の快適さがまるで違います

それから、コテージという逃げ道を覚えておいてください。「テント泊はまだ不安」なら、初回はコテージでもいいんです。同じキャンプ場で焚き火をして、寝るのは屋内。それでも冬キャンプの雰囲気は充分に味わえます。ハードルは下げられるだけ下げましょう。


撤退ラインを、先に決めておく

ここはふざけずに書きます。冬キャンプで大事なのは、やめる基準を出発前に決めておくことです。

  • 子どもが「寒い」と言い出したら、我慢させない。すぐ車に入れて暖房をつける。これは撤退ではなく、正しい判断です
  • 雪や凍結の予報が出たら、迷わずキャンセル。ノーマルタイヤで冬の山道に入らない。宿泊費より命です
  • テント内で火器を使うなら、換気と一酸化炭素チェッカーを必ず。眠っている間に進行するので、気づけません

「せっかく来たのに」と思う気持ちが、いちばん危ないです。撤退できる人が、いちばん長くキャンプを続けられます。


まとめ

冬キャンプデビューは、装備の量ではなく順番です。

  • デビュー戦は11月・電源サイト・標高の低い場所
  • 揃えるのはマット類・寝袋・防寒着の3つから
  • 電気毛布は安くて効果が大きい。ストーブと電源は後回し
  • 高いものは借りて試してから買う
  • 撤退ラインを出発前に決めておく

寒さの理屈や寝具のスペックをもっと知りたい方は防寒ウェア・寝具の選び方へ。朝の結露に困ったら結露対策、持ち物の確認は秋冬キャンプの持ち物チェックリストをどうぞ。

冬のキャンプ場は、空いていて、空気が澄んでいて、焚き火が最高にうまい季節です。虫もいません。ハードルさえ越えれば、いちばん贅沢な季節かもしれません。無理せず、11月から始めてみてください。じゃあまた。

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