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管理人です。九州の紅葉は、本州より少し遅れてやってきます。関東で「もう終わったな」と思っている頃に、九州はまだ見頃だったりする。紅葉キャンプを1回逃した人にとって、九州は敗者復活戦みたいな場所です。言い方が悪いですね。でも本当です。
しかも九州には、菊池渓谷、くじゅう連山、高千穂、霧島、英彦山と、紅葉の名所がそこらじゅうにあります。問題は「その近くに、子連れで泊まれるキャンプ場があるのか」ということ。あります。調べました。
今回は紅葉の名所へアクセスしやすいという基準で5つ選びました。全部、公式サイトや自治体のページで設備を確認しています。定番の九州キャンプ場は九州 子連れキャンプ場5選に書いたので、今回は施設を重複させていません。まあ、読んでください。
九州の紅葉は「標高」で時期がずれる
九州で紅葉キャンプを計画するとき、いちばん大事なのがこれです。
紅葉は標高の高いところから順に降りてきます。同じ県内でも、山の上と麓では1か月近くずれることがあります。九州の山間部はおおむね10月下旬から11月上旬、平地はもう少し遅れて11月中旬から下旬。「11月なら大丈夫だろう」で行くと、山の上はもう落葉していた、ということが起こります。
行き先が決まったら、その場所の見頃を観光協会のサイトで確認してください。年によって前後もします。これだけで失敗確率がぐっと下がります。
紅葉の名所に近い、子連れ向けキャンプ場5選
①【熊本】菊池高原ファミリーキャンプ場|菊池渓谷の拠点にする
熊本県菊池市。名前に「ファミリー」と入っている時点で、だいたい察していただけると思います。
元牧場の広い芝生で、区画がないフリーオートスタイル。360度のパノラマが開けていて、テントの張り方を自分で決められます。設備はシャワー棟・水洗トイレ・電源設備を完備、炊事場は3か所。ペットも同伴できます。年中無休なので、紅葉の時期に閉まっている心配もありません。
ここを拠点にすると、菊池渓谷が射程に入ります。イロハモミジやカエデが色づく渓谷で、見頃はおおむね10月下旬から11月上旬。遊歩道が整備されているので、子どもの足でも歩けます。清流と紅葉が同時に見られる、九州でも屈指の場所です。
ポイントまとめ
- 区画なしのフリーオート。360度のパノラマで開放感がある
- シャワー棟・水洗トイレ・電源完備、炊事場3か所。年中無休
- 菊池渓谷(見頃10月下旬〜11月上旬)の拠点にできる。遊歩道つき
②【大分】泉水キャンプ村|露天風呂つき、くじゅうの玄関口
大分県九重町、阿蘇くじゅう国立公園のなかにある町営のキャンプ場です。規模がすごい。
大型ロッジ3棟、中・小型ロッジ43棟、ミニバンガロー59棟、テント/オートサイト85張り。選択肢が多すぎて逆に迷います。ロッジにはキッチンがついていて、バーベキューコンロのレンタルもあります。グランドや体育館まであるので、天気が崩れても子どもの逃げ場があります。
そして男女別の露天風呂。秋の夜に星を見ながら湯に浸かれます。ただし12月から3月は閉鎖されるので、紅葉シーズンは滑り込みで間に合う形です。
周辺はくじゅう連山とやまなみハイウェイ。九重”夢”大吊橋は標高777m、高さ173m、長さ390mの歩行者専用吊橋で、そこから見下ろす紅葉が名物です。高いところが苦手な方は、無理をしないでください。
ポイントまとめ
- ロッジ・バンガロー・テントと選択肢が非常に多い町営施設
- 男女別の露天風呂あり(12〜3月は閉鎖)。秋なら入れる
- くじゅう連山・やまなみハイウェイ・九重”夢”大吊橋が射程内
③【宮崎】四季見原すこやかの森キャンプ場|標高1,200m、九州一の高さ
宮崎県高千穂町。標高1,200mという、九州でいちばん高い場所にあるキャンプ場です。
標高が高いということは、紅葉が早く始まるということでもあります。九州のほかの場所がまだ緑のうちに、ここは色づき始めます。夏は涼しく、秋は星がきれい。空気が薄いぶん、夜空の見え方が違います。
設備はバンガロー5棟、オートキャンプ15区画、フリーテント10区画。温水シャワーがあり、バレルサウナまであります。体験交流センターは最大9名まで泊まれるので、2家族での利用にも向いています。
高千穂町なので、高千穂峡まで足を延ばせます。ただし標高1,200mの夜は、九州といえどかなり冷えます。防寒は本気で用意してください。
ポイントまとめ
- 標高1,200mは九州一。紅葉が早く始まり、星空もきれい
- バンガロー5棟・オート15区画・フリー10区画、バレルサウナあり
- 高千穂峡が射程内。ただし夜の冷え込みは本気で対策を
④【鹿児島】霧島高原国民休養地|通年営業で、遊びの選択肢が多い
鹿児島県霧島市牧園町。霧島連山のふところにある大きな施設です。
宿泊はコテージ、ケビン、テントサイト、オートキャンプ場とひととおり揃っています。家族の慣れ具合に合わせて選べるのがありがたい。通年営業なので、紅葉が遅れても早まっても対応できます。
特徴は、遊びの選択肢が多いこと。テニス、サイクリング、乗馬まであります。紅葉に飽きた子どもを、馬に乗せておけばいい。乱暴な言い方ですが、実際そういう逃げ道があるのは強いです。
霧島エリアは温泉地でもあるので、キャンプと温泉と紅葉を一度に回収できます。欲張りな旅程が組めます。
ポイントまとめ
- コテージ・ケビン・テント・オートと宿泊形態が豊富
- 通年営業。紅葉の時期がずれても対応できる
- テニス・サイクリング・乗馬あり。子どもの逃げ道が多い
⑤【福岡】英彦山青年の家キャンプ場|霊山のふもとで、安く泊まる
福岡県添田町。英彦山は国内でも名高い霊山で、紅葉の名所でもあります。そのふもとにあるのが、福岡県立の青年の家です。
公的な施設なので、設備は堅実です。バンガロー(和式・洋式、大型・小型)とテントサイト5区画。炊事棟、トイレ、シャワー室があり、ピザ釜まであります。子どもとピザを焼く、というのはそれだけでイベントになります。
年間を通じて利用できますが、12月から翌1月は休場。紅葉シーズンは問題なく使えます。ただし公的施設なので、予約の方法や利用条件が民間のキャンプ場とは違います。行く前に必ず公式サイトで確認してください。ここは横着すると痛い目を見ます。
ポイントまとめ
- 紅葉の名所・英彦山のふもと。福岡県立の堅実な施設
- バンガロー各種+テントサイト5区画。ピザ釜が子どもに刺さる
- 12月〜1月は休場。予約方法は民間と違うので事前確認を
※料金・営業期間・予約方法・焚き火のルールは変更されることがあります。予約前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
「秋冬の道具がまだ揃っていない」という家族は、レンタルで試すのが気楽です。とくに寝袋とマットは、ケチると寒さで失敗します。
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九州の秋キャンプ、気をつけること3つ
① 「九州だから暖かい」は通用しない
いちばん多い勘違いがこれです。九州でも標高の高いキャンプ場の夜は、しっかり冷えます。四季見原は標高1,200m。関東の平地より寒いこともあります。
防寒は他地域と同じ基準で。着るものはレイヤリング実践編、寝るときの底冷えは電気毛布の選び方を参考にしてください。持ち物は秋キャンプの持ち物チェックリストでどうぞ。
② 営業期間と休場日を先に見る
今回の5つでいうと、泉水キャンプ村の露天風呂は12月から閉鎖、英彦山は12月から1月が休場です。予約サイトを開く前に、まず営業期間を確認するクセをつけてください。「行ったら閉まっていた」はいちばん悲しい失敗です。
③ 涼しくなってもスズメバチは油断できない
秋は虫が減りますが、スズメバチは9〜10月が活動のピークです。山のキャンプ場や渓谷の遊歩道を歩くなら、頭に入れておいてください。詳しくは秋キャンプの虫対策に書きました。長袖を着ていれば、だいたい防げます。
ポイントまとめ
- 九州でも高標高のサイトは冷える。防寒は手を抜かない
- 営業期間・休場日を予約前に必ず確認する
- スズメバチは秋が本番。渓谷の散策も長袖で
まとめ
九州の紅葉キャンプ場5選でした。菊池渓谷の拠点になる菊池高原、露天風呂とくじゅうの泉水キャンプ村、九州一の標高の四季見原、遊びが多い霧島高原国民休養地、英彦山のふもとの英彦山青年の家。
九州の紅葉は本州より遅い。つまり、ほかの地域で見逃しても、まだ間に合う可能性があるということです。11月に「今年は紅葉を見られなかったな」と思っている方、九州はまだ色づいているかもしれません。
他のエリアは東北の紅葉キャンプ場、北陸の穴場キャンプ場、関東の焚き火が主役のキャンプ場にまとめています。秋キャンプそのものの魅力は紅葉キャンプの魅力5つへ。
遅れてくる紅葉には、遅れてくるだけの良さがあります。じゃあまた。


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