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管理人です。「キャンプはいつ行くのがいいか」とよく聞かれます。答えは人によって違うのですが、初心者に一番勧めるのは5〜6月です。暑くもなく寒くもなく、混んでもいない。デビュー戦としてこれ以上の条件はなかなかありません。理由を7つ挙げます。……と、ここから5〜6月の宣伝を長々とします。回し者ではありません。
初夏のキャンプならではの魅力7つ
① ホタルに会えることがある
5月末から6月にかけて、きれいな水辺があるキャンプ場ではホタルが飛ぶことがあります。夜にふわふわ光りながら飛ぶやつです。子どもと一緒に見ると、記憶に残る夜になります。
会える確率を上げるコツを書いておきます。
- 時間帯は日没後の30分〜2時間……だいたい19時半〜21時ごろがピークです。
- 風がなく、蒸し暑い曇りの夜が最も飛びます。逆に、風の強い夜と雨の夜はほぼ飛びません。
- 懐中電灯を消す……光を当てると逃げます。足元だけ赤いライトにすると邪魔をしません。
- キャンプ場に電話で聞く……見られる時期はその年の気候でずれます。予約のときに聞くのが確実です。
捕まえないこと。見るだけにしてください。地域によっては条例で保護されています。
② 星空がきれいに見える
初夏は空気が比較的乾いていて、夜空がはっきり見えます。真夏のような湿気が少ない分、星がくっきりします。レジャーシートを広げて寝ころんで空を見るだけで、それだけで来てよかったと思えます。難しいことは何もいらないです。
6月ならさそり座が南の空に見えます。赤い星(アンタレス)を目印にすると、子どもでも形をたどれます。星座の探し方はキャンプの星空観察入門にまとめました。
③ 新緑がいちばん美しい
5〜6月は木の葉が出揃う時期です。黄緑が日光に透けてきらきらします。写真を撮るにも最高の季節で、歩くだけで気持ちいいです。
紅葉の季節も良いのですが、新緑は「これから伸びる」感じがあって、朝の空気とよく合います。秋の雰囲気が好きな方は秋の紅葉キャンプの魅力5つもどうぞ。
④ 暑すぎず寒すぎない
初心者にとってこれが一番大事かもしれないです。真夏のような体力を奪われる暑さがなく、冬のような寒さもない。無理せず一晩を過ごせる気候です。
ただし昼と夜の差は大きいので、そこだけ数字で押さえておいてください。
- 平地(標高300m以下)……昼25℃前後/夜15℃前後。薄手の上着が1枚あれば足ります。
- 高原(標高800m以上)……昼20℃前後/夜10℃を切ることも。フリースが要ります。
標高が100m上がると、気温は約0.6℃下がります。「高原だから涼しい」ではなく「高原だから夜は寒い」と考えて荷造りしてください。夏用の薄い寝袋だけで行って、明け方に震えるのが初夏キャンプの典型的な失敗です。
⑤ 川や水辺が気持ちいい
気温が上がってくるこの時期は、川沿いのサイトが快適です。水の音を聞きながら過ごす時間は、何よりのリラックスになります。足を少し浸けるだけでもひんやりして気持ちいいです。
ただし初夏の水温はまだ低いです。見た目に反して冷たいので、長時間浸かるのは向きません。膝下まで、短時間にとどめてください。深さと流れは必ず最初に確認を。詳しくは子どもと川遊びの準備と持ち物リストにまとめています。
⑥ 真夏より虫が少なめ
「虫が心配」という声は多いですが、初夏は真夏に比べると虫の量はまだ少ないです。標高の高いキャンプ場ならさらに少ない。
とはいえゼロではありません。この時期に出るのは主にこの2つです。
- 蚊……夕方から夜。虫よけスプレーと蚊取り線香で対応できます。
- ブヨ(ブユ)……こちらのほうが厄介です。川沿いの朝夕に出て、刺されると数日腫れて強く痒みます。肌を出さないのがいちばんの対策。長袖・長ズボン・靴下で防いでください。
準備していれば必要以上にこわがらなくて済みます。虫対策の詳細はキャンプの虫対策|蚊・ブヨ対策の基本にまとめました。
⑦ 夏休み前で空いていて予約が取りやすい
7〜8月の夏休みは人気キャンプ場が混み合います。5〜6月はその前なので空いていて、予約も取りやすい。
これは初心者にとって、思っている以上に大きな利点です。場内にゆとりがあると、設営に手間取っても誰も気にしません。隣との距離が空いているので、子どもが多少騒いでも気を揉まずに済みます。周りを気にせず自分のペースでいられるのは、デビュー戦では本当にありがたいです。
それでも最低限のふるまいは知っておくと安心です。キャンプ場の基本マナー7つをどうぞ。
気をつけること
夜と明け方の冷え
昼間は暖かくても、夜や明け方は冷えます。薄手の上着を必ず持っていってください。特に高原は10℃を切ることがあります。
それと地面からの冷えも侮れません。マットを1枚敷くだけで体感がまるで変わります。
6月は梅雨が始まる
これが5〜6月唯一の弱点です。地域によっては6月上旬から梅雨に入ります。
ただし雨は避けられなくても、準備は選べます。タープとレインウェアさえ用意しておけば、小雨なら十分楽しめます。むしろ空いていて静かです。準備の手順は雨キャンプの対策・基本編に、道具は雨の日キャンプの便利グッズ5選にまとめてあります。
日差しは意外と強い
盲点なのがこれです。5〜6月の紫外線量は、実は真夏とほとんど変わりません。気温が低いので油断しがちですが、日焼け止めと帽子は夏と同じように使ってください。子どもは特に焼けます。
まとめ
ホタル、星空、新緑、快適な気候、空いているキャンプ場。初夏にはこれが全部そろっています。
持っていくものだけ確認しておくなら、薄手の上着・虫よけ・日焼け止め・タープ。この4つを押さえれば、初夏のキャンプはだいたいうまくいきます。忘れ物が心配な方は忘れがちアイテム10選もどうぞ。
「行ってみたいけど不安」という方がいるなら、この時期から始めてみてください。思っていたよりずっとやさしい時間が待っています。たぶん。じゃあまた。


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