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管理人です。「秋キャンプは虫が減るからいい」。これ、当ブログでも何度か書いています。そして、それは本当です。夏に比べたら天国みたいなものです。
ただ、減るのであって、ゼロにはならないんですよね。ここで油断した人から順に刺されます。しかも秋には秋の、夏とはちょっと違う顔ぶれが待っています。中でもスズメバチは、実は秋がいちばん危ない季節。これは知っておいて損はありません。
今回は、涼しくなってからの虫対策の基本を、初心者ファミリー向けにまとめます。怖がらせたいわけではなく、知っていれば9割は避けられる話です。まあ、読んでください。
秋にまだ残っている虫、この4種
① 蚊:気温15℃くらいまでは普通にいる
蚊は真夏の猛暑だとかえって動きが鈍り、20〜25℃くらいがいちばん元気だと言われています。つまり秋の昼間は、蚊にとってちょうどいい陽気。9月10月はまだまだ現役です。
しかも秋の蚊は、冬を越すために栄養をためようとします。夏よりしつこい気さえします。気のせいかもしれませんが、刺された数は気のせいでは済みません。
② ブヨ(ブユ):朝夕の水辺が本拠地
きれいな沢や川の近くにいる、小さいのに凶悪なやつです。涼しい朝と夕方に活発になるので、秋のキャンプ場はむしろ活動時間と重なります。
やっかいなのは、刺された(正確には噛まれた)直後より、翌日以降に腫れてかゆくなること。子どもがかきむしって、1週間くらい跡が残ることもあります。川沿いのサイトを選ぶ日は、足首まわりを重点的に守ってください。狙われるのはたいてい足首です。
③ スズメバチ:秋がいちばん危ない
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。スズメバチは、巣が最も大きくなる9〜10月に攻撃的になります。刺傷事故がこの時期に集中するのはそのためです。「涼しいからもう虫は平気」という油断と、ちょうど正面衝突します。
対策はシンプルで、近づかない・刺激しない。これに尽きます。具体的な行動は後の章にまとめました。
④ マダニ:草むらと落ち葉の下
秋は草むらや落ち葉に入って遊びたくなる季節ですが、マダニは春から秋にかけて活動しています。噛まれると気づきにくく、感染症のリスクもあるため、軽く見ないほうがいい相手です。
基本は肌を出さないこと。長袖・長ズボン・靴下、これだけでかなり防げます。もし体にくっついているのを見つけたら、無理に引き抜かず、医療機関で取ってもらうのが正解です。口の部分が皮膚に残ることがあるためです。
ポイントまとめ
- 蚊は20〜25℃が最盛期。秋の昼間はまだ元気
- ブヨは朝夕の水辺、狙いは足首。かゆみは翌日から本番
- スズメバチは9〜10月が最も攻撃的。マダニは肌を出さないことが最大の防御
秋ならではの対策4つ(夏とはちょっと違う)
① 服で防ぐ。秋はこれが効く
夏に「長袖長ズボンで防ぎましょう」と言われても、暑くて無理でした。でも秋はもともと長袖を着る季節。つまり、いちばん確実な防御が、我慢なしで実行できます。秋の虫対策で最強なのは、実は薬剤ではなく服装です。
足首・首まわり・手首は、防寒とセットで守ると一石二鳥。重ね着の考え方はレイヤリング実践編もどうぞ。
② サイト選びで避ける
設営する場所で、遭遇率はけっこう変わります。水たまりや沢のすぐそば、背の高い草が茂った場所、落ち葉が厚く積もった一角は、できれば外す。木の枝や地面の穴の近くは、ハチの巣がある可能性もあります。
着いたらまず、テントを張る前にぐるっと一周見てみてください。ハチが同じ場所を何度も往復していたら、その先に巣があります。場所を変えるだけで、その日の平和が買えます。
③ 甘い匂いと黒い色に気をつける
ハチは黒っぽい色に反応しやすいと言われています。帽子をかぶって頭(髪の黒)を隠すだけでも違います。それから、ジュースや果物、甘い香りの整髪料や香水も寄せつけます。
飲みかけの缶ジュースを外に置きっぱなしにして、中にハチが入っている、というのが毎年ある事故です。飲み物はフタつきの容器に。地味ですが、これはけっこう大事です。
④ 虫よけは「子どもに使えるもの」を選ぶ
虫よけの有効成分には、昔ながらのディートと、比較的新しいイカリジンがあります。イカリジンは年齢制限がなく、赤ちゃんにも使えるのが利点。匂いが穏やかで、衣類を傷めにくいのも助かります。
使うときは、肌の露出部分と、服の上からも足首まわりにひと吹き。汗をかいたら塗り直す。基本の使い方は夏と同じです。グッズの選び方そのものは虫対策グッズ5選で詳しく解説しています。
ポイントまとめ
- 秋の最強装備は長袖長ズボン。防寒と虫対策を兼ねられる
- 水辺・高い草・厚い落ち葉のそばは避けて設営する
- 黒い色と甘い匂いはハチを呼ぶ。飲み物はフタつきで
ハチに出会ったら(これだけは覚えて帰ってください)
ここはふざけずに書きます。子どもと一緒のときほど、大人が知っているかどうかで結果が変わります。
- 手で払わない。大きな動きは攻撃と受け取られます。1匹が寄ってきただけなら、たいてい様子を見にきているだけです。
- 姿勢を低くして、ゆっくり離れる。走ると追われます。子どもには「動かないで、ゆっくり歩こう」と声をかけてください。
- 巣を見つけたら近づかない。刺激せず、その場を離れて管理棟に伝えます。自分で駆除しようとしないこと。
もし刺されてしまったら、その場を離れてから、傷口を流水でよく洗い、冷やします。そして息が苦しい、じんましんが広がる、気分が悪くなるといった全身の症状が出たら、迷わず救急要請を。アナフィラキシーは時間との勝負です。「様子を見よう」がいちばん危ない選択になります。
ポイズンリムーバー(毒を吸い出す器具)を持っていると、ブヨなどに噛まれた直後の応急処置に役立つことがあります。ただしこれで治療が完了するわけではありません。あくまで応急処置で、症状が強ければ受診が前提です。過信は禁物、でも持っていると安心感はあります。
秋の虫対策、持っていくもの
- 虫よけスプレー(イカリジン)…子どもにも使いやすい。夏の残りがあれば使用期限を確認して
- かゆみ止め…ブヨは翌日から本番。1本あると家族が救われます
- ポイズンリムーバー…刺された直後の応急処置用
- 帽子・長袖・厚手の靴下…防寒装備がそのまま虫よけになります
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まとめ
秋キャンプは虫が減ります。それは間違いありません。ただ「減る」と「いない」は別の話で、蚊はまだ元気だし、ブヨは朝夕に出るし、スズメバチはむしろ秋が本番です。
とはいえ、やることは難しくありません。長袖を着る、設営場所を選ぶ、甘い匂いを出しっぱなしにしない、ハチには近づかない。これだけで、ほとんどのトラブルは起きずに終わります。身構えるより、ちょっと気をつける。それくらいでちょうどいいです。
秋の魅力そのものは紅葉キャンプの魅力5つに書きました。持ち物の準備は秋キャンプの持ち物チェックリストもあわせてどうぞ。
虫を気にせず焚き火を眺められる季節は、1年のうちそう長くありません。ちゃんと備えて、その短い季節を楽しんでください。じゃあまた。


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