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管理人です。キャンプ場の話をするとき、北陸ってあんまり名前が挙がらないんですよね。関東の人は山梨や長野へ行き、関西の人は滋賀や兵庫へ行く。北陸は「通過するところ」みたいな扱いになりがちです。失礼な話です。
でも、これは穴場だということでもあります。人が少なくて、予約が取りやすくて、景色はいい。しかも北陸は寒暖差が大きい。紅葉というのは昼と夜の温度差が大きいほど色が濃くなるので、条件としてはかなり恵まれています。海があって、山があって、温泉がある。冷静に考えると、なんで空いているのか分かりません。
今回は、北陸3県(富山・石川・福井)から、子連れ初心者ファミリー向けのキャンプ場を5つ。全部、公式サイトで設備を確認したうえで選びました。まあ、読んでください。
なぜ北陸の紅葉はきれいなのか
紅葉が色づく仕組みは、ざっくり言うと「昼はしっかり日を浴びて、夜はぐっと冷える」の繰り返しです。この落差が大きいほど、赤や黄色が濃くなります。
北陸は、立山連峰や白山といった高い山を背負っていて、内陸に入ると朝晩の冷え込みがはっきりしています。しかも日本海が近いぶん湿度もある。紅葉にとっては、なかなか良い環境です。
ただし、キャンパー側からするとその寒暖差は容赦なく体に来ます。「昼はTシャツでいけたのに、夜は震えた」が普通に起きるのが北陸の秋。装備の話は最後にまとめます。
北陸の子連れ初心者向けキャンプ場5選
①【富山】立山山麓家族旅行村|名前からして家族向けと言い切っている
富山県富山市、立山のふもとにある大型施設です。「家族旅行村」と名乗っているだけあって、装備が丸ごと家族向けに振ってあります。
サイトはオートサイト32区画(約10m×10m)とエコノミーサイト16区画。オートサイトには電源付きの区画もあります。さらにコテージが20棟(8人用5棟・4人用15棟)あって、各コテージにバス・トイレ完備。テント泊がまだ不安なら、コテージにしてしまえば秋の冷え込みは無関係になります。
場内にはアスレチックやパークゴルフ、トレッキングコース。紅葉に一切興味のない小さい子でも、勝手に楽しんでくれます。ペット同伴できるオートサイトもあります。
ポイントまとめ
- オート32区画・エコノミー16区画。電源付きサイトあり
- コテージ20棟(バス・トイレ付き)。テント泊が不安ならこちら
- アスレチック・パークゴルフで子どもの時間が埋まる
②【石川】医王の里オートキャンプ場|焚き火OKが公式に書いてある安心感
石川県金沢市、医王山のふもとの森の中。金沢市内から近いのに、しっかり森です。
ありがたいのは、公式サイトに「部屋前にてBBQ、焚火OK」と明記されていること(室内は火気厳禁)。焚き火のルールって現地に行くまで分からないことが多いので、事前に確認できるのは助かります。
サイトはバンガロー3種類(A・B・C)に加えて、オートサイト・林間サイト・眺望サイト・広場サイト、さらに「森の家」まで。選択肢が多いので、家族の慣れ具合に合わせられます。屋根付きのBBQ場もあるので、雨が降っても詰みません。
幅2mの木道「金沢インデペンデンスボードウォーク」があり、小さい子でも歩きやすい森林浴コースになっています。定休日が火曜・水曜なので、そこだけ注意してください。
ポイントまとめ
- 公式に焚き火OKと明記。ルールが事前に分かる安心感
- バンガロー3種+オート・林間・眺望・広場と選択肢が豊富
- 幅2mの木道あり。定休日は火曜・水曜なので要注意
③【石川】白山吉野オートキャンプ場|吊橋と徒渉池で子どもが忙しい
石川県白山市、白山ろくテーマパーク内のキャンプ場です。白山という日本有数の紅葉エリアを拠点にできます。
ここは子どもの遊び場が具体的です。吊橋(大巻どんど橋)、徒渉池、きのこの森、芝生広場。吊橋、子どもは何往復もします。理由は分かりませんが、絶対にします。
焚き火のルールも公式に明記されていて、焚き火台を使い、その下に場内のベニヤ板を敷くという方式。芝を守るための配慮です。板は現地にあるので、持参の必要はありません。
注意点は2つ。フリーサイトは車の乗り入れ禁止(荷物カートを使います)と、ペットは小型犬のみ。荷物が多い家族は、オートサイトを選ぶのが無難です。
ポイントまとめ
- 吊橋・徒渉池・きのこの森・芝生広場で子どもが飽きない
- 焚き火は焚き火台+場内のベニヤ板を敷く方式(板は現地にあり)
- フリーサイトは車の乗り入れ不可。荷物が多いならオートサイトへ
④【福井】六呂師高原温泉キャンプグランド|24時間入れる温泉がある
福井県大野市、標高約600mの六呂師高原にあります。牧場を見渡す高原のキャンプ場です。
最大の武器は24時間無料で入れる天然温泉。秋キャンプで「いつでも風呂に入れる」というのは、想像以上に強いです。夜に冷えたら入る、朝起きて入る。それだけで家族の機嫌が保たれます。
宿泊はテントのほか、アメリカ直輸入のキャンピングキャビンや、サウナ付きのフィンランドログハウスまであります。サイトは平均100平方メートルとゆったり。屋根付きバーベキュー広場やミニストアもあります。
六呂師高原は星空の美しさでも知られる場所です。紅葉を見に行ったのに、夜空のほうが記憶に残った、ということが起こり得ます。それはそれで、いい旅です。
ポイントまとめ
- 24時間無料で入れる天然温泉。秋の冷え込み対策として最強
- キャンピングキャビン、サウナ付きログハウスなど宿泊施設が多彩
- 標高約600mの高原。星空の美しさでも知られる
⑤【福井】赤礁崎オートキャンプ場|山じゃなくて海、という選択肢
福井県おおい町、大島半島の海沿いです。紅葉の記事で海のキャンプ場を出すのは反則な気もしますが、北陸の良さは山と海が近いことなので、あえて入れました。
設備がとにかく充実しています。オートサイトはスタンダード46区画・EL(電源付き)15区画・AC水道付き10区画・特別(ビッグ)3区画。ログハウス10棟、ケビン14棟。サニタリー棟が4棟あって、シャワー・トイレ・コインランドリー・炊事場が揃っています。日本オートキャンプ協会の加盟施設です。
食材セットの「手ぶらCamp」もあるので、道具も食材も持たずに行けます。初めての家族キャンプの1回目に、いちばん向いているタイプの施設です。
ポイントまとめ
- オートサイト74区画+ログハウス10棟・ケビン14棟の大規模施設
- サニタリー棟4棟(シャワー・トイレ・洗濯機・炊事場)で快適
- 「手ぶらCamp」で食材つき。初めての1回目に向く
※料金・営業期間・焚き火のルールは変更されることがあります。予約前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
「道具はまだ揃っていない」という家族は、レンタルで様子を見るのが気楽です。とくに秋は寝袋とマットをケチると寒さで失敗します。
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北陸の秋、気をつけること3つ
① 天気が変わりやすい
日本海側は、秋が深まるほど雨が増えます。「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるくらいです。晴れ予報でも、タープと雨具は積んでおいてください。撤収時に濡れる前提で、大きめのゴミ袋を数枚入れておくと、車が汚れずに済みます。
② 寒暖差が大きい=防寒は1段階多めに
紅葉がきれいな理由がそのまま、寒さの理由になります。高原に行くなら、関東・関西の感覚より1段階厚い装備で。着るものはレイヤリング実践編、寝るときの底冷えは電気毛布の選び方を参考にしてください。持ち物は秋キャンプの持ち物チェックリストでどうぞ。
③ 涼しくても虫はゼロにならない
秋は虫がぐっと減りますが、スズメバチは逆に9〜10月が活動のピークです。森のキャンプ場に行くなら、頭に入れておいてください。詳しくは秋キャンプの虫対策に書きました。
ポイントまとめ
- 日本海側は雨が増える季節。タープと雨具、ゴミ袋を多めに
- 防寒は他地域の感覚より1段階多めが安全
- スズメバチは秋が本番。森のサイトでは油断しない
まとめ
北陸のキャンプ場5選でした。家族向けに振り切った立山山麓家族旅行村、焚き火OKが明記された医王の里、吊橋と徒渉池の白山吉野、24時間温泉の六呂師高原、設備充実の海キャンプ赤礁崎。
北陸は、寒暖差のおかげで紅葉が濃く、そのわりに混んでいない。穴場と呼んでいい場所だと思います。人が少ないキャンプ場で、静かに紅葉を眺める。贅沢な秋の使い方です。
他のエリアが気になる方は、東北の紅葉キャンプ場(2泊3日プラン)や関東で焚き火が主役になるキャンプ場もどうぞ。秋キャンプそのものの魅力は紅葉キャンプの魅力5つに書いています。
空いている場所を知っている家族は、強いです。じゃあまた。

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