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DODのカマボコテント2を、2019年6月から7年使っています。結論から言うと、身長171cmの大人がかがまずに立って過ごせる広さは最高。ただし、一人では立てられません。
管理人です。先にひとつだけお伝えしておくと、カマボコテント2はすでに販売が終わっていて、今は後継の「3M」「3S」が売られています。なので、この記事は「7年使った本人の感想」と「じゃあ今買うならどれか」の2本立てです。7年分なので、いつもより長めです。気になる見出しから飛ばし読みしてもらって構いません。

- まず基本スペック(型番T5-489-TN・タン)
- 良かった点①:171cmが、かがまずに立てる。これがすべて
- 良かった点②:寝室に電源の引込口がある。地味ですが、いちばん助かっています
- 良かった点③:インナーテントを付けたまま畳める。撤収がぐっとラクに
- 良かった点④:夏の夜もけっこう涼しい。そして、可愛い
- イマイチな点:重い。一人では立たない。だいたいこの2つです
- わが家の設営と撤収:夫婦で20分、子どもは「ペグ屋さん」
- 7年使って壊れたところ:ありません。ポールがちょっと曲がっただけです
- 使う季節:真冬は使いません。いちばん寒くて11月です
- 2・3M・3Sを数字で比べる
- いま買うならどれ?:3M・3S・2の中古、そしてキノコテント2
- まとめ:広さと引き換えに、重さを家族で分け合うテント
まず基本スペック(型番T5-489-TN・タン)
- 型番:T5-489-TN(タン)
- 形:2ルーム型のトンネルテント(寝室+リビング)
- 寝室の定員:大人5名
- 外寸:約W300×D640×H195cm
- インナーテント:約W280×D220×H190cm
- 収納サイズ:約W68×D32×H32cm
- 重量:約16.9kg
- 耐水圧:アウター2,600mm/フロア5,000mm
数字だけ見ると「大きくて重いテント」です。そのとおりです。ここから、7年使って分かったことを書きます。
良かった点①:171cmが、かがまずに立てる。これがすべて
とにかく中が広い。これに尽きます。
筆者は身長171cmですが、リビング側でも寝室側でも、かがまずに立ったまま作業ができます。着替え、荷物の出し入れ、寝袋を広げる。テントの中でずっと中腰だと、1泊で腰が悲鳴を上げますが、それがありません。
ただし、立てるのは真ん中あたりです。かまぼこ型なので、端に行くほど天井は低くなります。「どこでも立てる」ではなく「真ん中なら立てる」。ここは誤解のないように書いておきます。
雨の日も、テントの中でごはんが食べられる
この広さがいちばん効くのが雨の日です。リビングにテーブルを出して、家族そろって中で食事ができます。雨の音を聞きながら屋根の下で温かいものを食べる。これができるかどうかで、雨キャンプの印象はまるで変わります。
雨の日の段取りは雨キャンプの対策・基本編にまとめています。
良かった点②:寝室に電源の引込口がある。地味ですが、いちばん助かっています
カタログではあまり目立たない部分ですが、使ってみるとありがたみが分かります。寝室(インナーテント)に、電源コードを通すための引込口が付いています。
わが家では、こんなふうに使っています。
- スマホの充電……寝る前に枕元で充電できます。
- 電気毛布……秋と初春の夜に。電源サイトなら寒さ対策がぐっとラクになります(選び方は電気毛布の選び方に書きました)。
- 設営時の電動ポンプ……エアーマットを膨らませるときに使います。これが実は、引込口がいちばん活躍する場面です。
エアーマットが「ぴったりすぎて」外で膨らませられない問題
家族4人で寝ていて、コールマンの2人用エアーマットレスを2つ並べると、インナーテントにぴったり収まります。
ぴったりなのは良いことなんですが、あまりにぴったりすぎるので、テントの外で膨らませてから入れる、というのが無理です。なので、しぼんだ状態で中に敷いて、インナーテントの中で電動ポンプを使って膨らませます。
そこで電源の引込口です。これがないと、延長コードをどこから通すかで毎回悩むことになります。設計した人は、たぶんこの状況を分かっていたんだと思います。分かっていなかったとしても、結果的に助かっているので感謝しています。
電源サイトが取れないときの電気の確保は、ファミリーキャンプのポータブル電源おすすめを参考にしてください。
良かった点③:インナーテントを付けたまま畳める。撤収がぐっとラクに
これは使い続けるうちに分かった、地味にうれしい話です。
最初のころは、撤収のたびにインナーテントを外してから収納していました。インナーテントを外して畳んで、アウターテントも畳んで、と2回畳む作業になります。
ところが、インナーテントは付けたまま、一緒に畳めます。今はそうしています。
コツは朝のうちに乾かしておくこと。起きたら寝具などを全部テントの外に出して、インナーテントの床面だけを少しひっかけて乾燥させておく。こうしておけば、あとはそのまま畳めます。畳む作業が1回で済むので、帰り支度が早くなりました。
前提:地面とテントの間にブルーシートを敷く
この畳み方には前提があります。わが家では、地面とテントの間に必ずブルーシートを敷いています。ここを省くと、床面の汚れや湿りが増えて、そのまま畳むのは難しくなると思います。
撤収の順番全体を見直したい方は、キャンプの撤収を2倍ラクにする順番もどうぞ。
良かった点④:夏の夜もけっこう涼しい。そして、可愛い
大きいテントは熱がこもりそうなイメージがありますが、インナーテントの風通しが良く、暑い夜でも結構涼しく過ごせます。
そして、見た目がおしゃれで可愛い。性能の話ではないのですが、ここは大事です。7年使っても、立ち上がったかまぼこ型を見ると「やっぱり可愛いな」と思います。道具を見て気分が上がるなら、それはもう立派な性能だと管理人は思っています。
ポイントまとめ
- 171cmでも、真ん中ならリビングも寝室も立って過ごせる。雨の日も中で食事ができる
- 寝室の電源引込口が、充電・電気毛布・電動ポンプで大活躍
- 床面を乾かせばインナーテントごと畳める(ブルーシートを敷く前提)
イマイチな点:重い。一人では立たない。だいたいこの2つです
すごく重い
約16.9kgあります。数字で聞くとピンと来ないかもしれませんが、女性一人で持ち運ぶのは、結構しんどい重さです。駐車場からサイトまで距離があるキャンプ場ほど、ここが効いてきます。
一人での設営は難しい
誤解されやすいのですが、作業そのものは簡単です。同じ長さのポールを4本通すだけ。長さが全部同じなので、どれをどこに通すか迷うこともありません。
難しいのは、このテントが自立しないことです。ポールを通しただけでは立たないので、ペグで固定するまで、誰かが支えている必要があります。ネットでは一人で立てている方もいますが、慣れないうちは難しいと思ってください。
雨のあとは乾かすのが大変(ただ、これはどのテントも同じです)
雨に降られたあとは、乾かすのが大変です。
ただ、これはカマボコテントに限った話ではなく、どのテントでも同じだと思います。テントを使う以上、避けて通れない作業です。乾かし方のコツは濡れたテント・寝袋の上手な乾かし方にまとめています。
ポイントまとめ
- 約16.9kg。女性一人で持ち運ぶのはしんどい
- ポールは同じ長さ4本で簡単。でも自立しないので一人では難しい
- 雨のあと乾かすのは大変。ただしどのテントでも同じ
わが家の設営と撤収:夫婦で20分、子どもは「ペグ屋さん」
ここまでの話を、実際の流れにまとめておきます。
設営の流れ
- 地面にブルーシートを敷く……翌朝の撤収をラクにするための下準備です。
- テントを広げて、同じ長さのポールを4本通す
- ひとりが支えて、もうひとりがペグを打つ……自立しないので、ここは2人必要です。
- インナーテントの中で、エアーマットを電動ポンプで膨らませる……電源の引込口の出番です。
わが家は、この設営を夫婦2人で約20分でやっています。
子どもの担当は「ペグ屋さん」
夫婦で立てている間、子どもの担当は決まって「ペグ屋さん」です。親が「ペグください」と言うと、子どもがペグを1本ずつ渡してくれる。それだけの係です。
わが家ではいつもこの係をお願いしています。親はペグを探す手間が省けて、そのぶん手が空く。子どもにも出番がある。小さな分業ですが、これで設営がだいぶ回ります。
自立しないテントだからこそ、家族みんなで立てるテントになった、とも言えます。欠点を美談にするのはずるいですが、実際そうなので書いておきます。
撤収の流れ
- 朝起きたら、寝具などを全部テントの外に出す
- インナーテントの床面を少しひっかけて乾かしておく
- インナーテントを付けたまま、まとめて畳む
設営のときに敷いたブルーシートが、ここで効いてきます。最初のひと手間が、翌朝の自分を助けてくれる。キャンプはだいたいそういう仕組みでできています。
ポイントまとめ
- 設営は夫婦2人で約20分。ペグを打つまでは2人必要
- 子どもにはペグを渡す「ペグ屋さん」を任せられる
- 撤収は、朝に寝具を出して床面を乾かせばインナーごと畳める
7年使って壊れたところ:ありません。ポールがちょっと曲がっただけです
7年間、傷んだところ・壊れたところは一つもありません。
唯一あるとすれば、ポールが少し曲がっていること。ただ、立てるのにも使うのにも、特に問題はありません。7年分の設営と撤収を考えれば、よく持ってくれていると思います。
使う季節:真冬は使いません。いちばん寒くて11月です
わが家では、このテントを真冬には使っていません。いちばん寒い時期で11月までです。
なので、この記事で書いている使用感は「春・夏・秋」のものです。冬キャンプに挑戦したい場合は、テントの性能より先に寝床の底冷え対策と防寒装備が大事になります。そのあたりは冬キャンプデビューの始め方にまとめました。
家族4人で寝るときの寝袋は、DOD わがやのシュラフの本音レビューもどうぞ。同じDODで、家族で1枚にくるまれるタイプです。
2・3M・3Sを数字で比べる
「いま買うならどれか」の前に、数字を並べておきます。
| カマボコテント2 | 3M | 3S | |
|---|---|---|---|
| 型番 | T5-489-TN | T5-689-TN | T3-688-TN |
| 販売 | 販売終了 | 販売中 | 販売中 |
| 重量 | 約16.9kg | 約19.5kg | 約14.4kg |
| 寝室の定員 | 大人5名 | 大人5名 | 大人3名 |
| 外寸 | 約W300×D640×H195cm | 約W300×D640×H195cm | 約W250×D500×H185cm |
| インナーテント | 約W280×D220×H190cm | 約W280×D220×H170cm | 約W225×D235×H165cm |
| 収納サイズ | 約W68×D32×H32cm | 約W69×D35×H31cm | 約W68×D28×H28cm |
| 耐水圧(アウター) | 2,600mm | 3,000mm | 3,000mm |
注目してほしいのは重量とインナーテントの高さです。3Mは外寸こそ2と同じですが、約2.6kg重くなり、インナーテントは約20cm低くなっています。
いま買うならどれ?:3M・3S・2の中古、そしてキノコテント2
① カマボコテント3M(T5-689-TN):家族4人ならこれ
2のいちばん近い後継です。寝室の定員は大人5名で、家族4人ならこちら。タンカラーも販売されています。
気をつけたいのは、上の表で見た2点です。
- 重さが約19.5kg……2でも「しんどい」重さだったので、運搬はもうひと踏ん張り必要です。
- インナーテントの高さが約170cm……2では寝室でも立てた171cmの筆者も、3Mの寝室では少しかがむことになりそうです。背の高い方は、実物を確認できると安心です。
楽天市場でカマボコテント3M(T5-689-TN・タン)を見る
② カマボコテント3S(T3-688-TN):3人家族までなら
3Mより小さいサイズで、重さは約14.4kgと2より軽くなります。ただし寝室の定員は大人3名。家族4人で寝るには寝室が手狭なので、夫婦2人や3人家族向けです。わが家のように2人用エアーマットを2つ並べる使い方は、インナーテントの幅から考えると難しいと思います。
③ 2の中古を探す
寝室の高さや、3Mより軽いことを重視するなら、2の中古も選択肢です。7年使っても壊れたところがなかったので、状態の良いものなら十分使えると思います。買う前に、ポールの曲がり・生地の破れ・ファスナーの動きだけは確認してください。
筆者の本音:たぶん、キノコテント2を買います
使い勝手だけで選ぶなら、3M(タンカラー)、なければ2の中古です。7年使った人間として、ここは自信を持って言えます。
でも、たぶん筆者は同じDODの「キノコテント2」を買うと思います。理由は、可愛くて、家族のテンションが上がるから。ここまで7年分の使い勝手を書いておいて、最後に見た目で選ぶのかと言われそうですが、キャンプに行きたくなる道具というのは、そういうものです。
決めきれないなら、先に借りてみる
2ルームテントは安い買い物ではありません。重さや設営の感覚は、実際に立ててみないと分からない部分も多いです。一度レンタルで大型テントを使ってみてから決める、というのも堅実な方法です。
▶ 手ぶらキャンプを楽しむ【hinataレンタル】で空き状況を見てみる![]()
ほかのテントも比べたい方は、ファミリーテント 予算別おすすめ比較をどうぞ。
ポイントまとめ
- 家族4人なら3M。ただし2より約2.6kg重く、寝室は約20cm低い
- 3人家族までなら3S。約14.4kgで軽い
- 迷ったら、まずレンタルで大型テントを試す
まとめ:広さと引き換えに、重さを家族で分け合うテント
向いている家族
- テントの中で立って過ごしたい
- 雨の日もテント内で家族そろって食事をしたい
- 大人2人で設営できる
- 春から秋のキャンプが中心
向いていない家族
- 一人で設営・撤収することが多い
- 駐車場からサイトまで遠いキャンプ場によく行く
7年使って、壊れたところはなし。重いし一人では立たないけれど、そのぶん家族で立てるテントになりました。子どもは今日もペグ屋さんです。
じゃあまた。

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