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管理人です。焚き火は難しいと思われがちですが、コツは2つだけです。「順番」と「空気の通り道」。この2つさえ守れば、初めてでも火は起こせます。逆にこの2つを外すと、着火剤だけ燃えて薪が残る、という悲しい絵になります。手順を説明します。手順といっても5つだけです。拍子抜けするくらい短いので安心してください。
用意するもの
- 焚き火台……直火禁止のキャンプ場がほとんどなので必須です
- 薪……細いものと太いもの両方
- 着火剤……白いブロック状かジェル状のものが使いやすい
- チャッカマン(長いライター)……短いライターより手が安全です
- 火ばさみ・耐熱グローブ
- 火消し壺または水入りバケツ……消火に使います
焚き火台は、5年使った実物の話をユニフレーム ファイアグリル(683040)の本音レビューに書きました。どこが壊れてどこが無事だったかまで載せています。
先に知っておくと得をする「薪の話」
手順の前に、ここだけ押さえてください。薪には2種類あって、役割がまったく違います。これを知らないと、いくら手順どおりにやっても火がつきません。
- 針葉樹(スギ・ヒノキなど)……軽くて、火がつきやすい。でも燃え尽きるのも早い。パチパチ音が出て火の粉が飛びやすいのも特徴です。火起こし役。
- 広葉樹(ナラ・クヌギなど)……重くて、火がつきにくい。でも一度つけば長く燃えます。落ち着いた炎になります。維持役。
針葉樹で火を起こして、広葉樹で長持ちさせる。これが基本の組み立てです。キャンプ場の売店で薪を買うときは、両方を1束ずつ買うのが正解です。広葉樹だけ買って苦戦している人を、キャンプ場でよく見かけます。私もやりました。
もう1つ。薪は乾いているほど燃えます。雨のあとに現地で拾った枝は、まず燃えません。売っている薪を使ってください。
焚き火の手順【5ステップ】
ステップ1. 焚き火台を置く
平らで安定した場所に設置します。テントやタープから最低2メートル以上離してください。芝生の上に直接置く場合は焚き火シートを敷いておくと芝が焦げません。
風向きも見てください。煙が隣のサイトに流れる向きは避ける。これは技術ではなくマナーの話です。詳しくはキャンプ場の基本マナー7つにまとめています。
ステップ2. 着火剤を中央に置く
焚き火台の真ん中に着火剤を1〜2個。新聞紙を丸めたものでも代用できます。
ステップ3. 細い薪を「井桁」に組む
細い薪を漢字の「井」のように交互に重ねます。2本並べて、その上に2本を直角に。これを2〜3段繰り返します。
ここで大事なのは「すき間を作ること」です。火は空気の通り道で育ちます。ぎゅうぎゅうに詰めると火がつきません。指が1本入るくらいの間隔を目安にしてください。
ステップ4. 着火剤に火をつける
チャッカマンで着火剤に直接火をつけます。ついたら焦らずそっと見守ってください。急に太い薪を足したくなりますが、まだ待ちます。
目安は3〜5分。細い薪の表面が黒く焦げて、自分から炎を出しはじめるまでは触らない。ここで我慢できるかどうかが、成功と失敗の分かれ目です。
ステップ5. 細→中→太の順で薪を足す
細い薪に火が移ったら、少しずつ太い薪を足していきます。必ず細い薪から始めてください。いきなり太い薪を入れると消えます。太い薪に火が移れば成功です。あとはゆっくり楽しんでください。
着火から安定するまで、慣れないうちは15〜20分みておくといいです。「夕食の準備に使おう」と思っているなら、逆算して早めに火を起こしてください。
うまくつかないときの対処
- 空気の通り道を作る……火ばさみで薪を少し動かしてすき間を作ります
- 細い薪を足す……太い薪を一旦休ませて、細い薪を上から足します
- やさしく息を吹く……「ふぅーっ」とゆっくり長く。強く吹くと灰が舞います
それでもダメなときは、たいていこの3つのどれかが原因です。
- 薪が太すぎる……いちばん多い原因です。手で折れるくらいの細い枝から始め直してください。
- 薪が湿っている……切り口が白っぽく乾いているものを選びます。持ったときに重いものは水分を含んでいます。
- 詰めすぎている……良かれと思って薪を足すと、空気が通らなくなって消えます。減らすと燃えるという、直感に反する現象が起きます。
着火のコツをもっと詳しく知りたい方は焚き火のおこし方|失敗しない着火のコツ5つもどうぞ。
子どもと一緒にやるときの約束
家族キャンプなら、ここがいちばん大事かもしれません。火は危険ですが、危ないから遠ざけるより、関わらせて教えるほうが結果的に安全です。
- 焚き火のまわりでは走らない、立ち上がらない……座ったまま過ごすのが原則です。
- 薪を足すのは、大人が横についたときだけ……「次にくべる人」を順番制にすると、子どもが火から目を離さなくなります。
- グローブは子ども用も用意する……大人用は大きすぎて、かえって危ないです。
- 化繊の服に注意……火の粉が飛ぶと穴が開きます。焚き火の前では綿のものを着せておくと安心です。
火が安定したら、あとは待ち時間です。ここで何をするかは焚き火を囲んで子どもと楽しむゲーム集に、焼いて食べるなら焚き火おやつ7選にまとめてあります。焼き芋とマシュマロは鉄板です。
消火まで焚き火です
寝る1時間前には新しい薪を足さない。残った薪を火ばさみで広げて燃やしきる。火消し壺に入れるか、水をたっぷりかけて完全に消火する。
白い湯気が完全に止まるまで水をかけ続けてください。「もう大丈夫かな」と思ってからもう一回かけるくらいが正解です。再発火はシャレになりません。
それと、灰は必ず灰捨て場へ。地面に埋めるのも、そのまま置いていくのも禁止です。翌朝ちゃんと冷えているのを確認してから捨ててください。
まとめ
焚き火台を置く→着火剤→細い薪を井桁に組む→火をつける→太い薪を順番に足す。この5ステップです。
つまずいたら、思い出すのは3つだけ。薪が太すぎないか、湿っていないか、詰めすぎていないか。だいたいこのどれかです。
難しいことはないです。最初の1回さえ成功すれば、次からは要領がわかります。炎の音と光は、何度見ても飽きないです。じゃあまた。


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