管理人です。夏のキャンプで一番賢い選択って何だと思いますか。暑さ対策グッズを揃えることでも、遮熱タープを買うことでもないです。標高の高い場所に行くことです。標高で逃げる。これが最強の暑さ対策です。道具を買う必要がない。ただ行き先を変えるだけでいい。
高原キャンプの魅力は涼しさだけじゃないです。空気が澄んでいる、星がきれい、朝の霧が幻想的、虫が平地より少ない。盆地や海沿いのキャンプ場とは別の体験ができます。でも「高原キャンプ場」と一口に言っても、どこを選ぶかで快適さが全然違います。標高が高くても設備が悪いと不便だし、ロケーションがよくてもアクセスが悪いと家族連れには厳しい。今回は高原・避暑地のキャンプ場を選ぶときのポイントを紹介します。
なぜ高原は涼しいのか
理屈を知っておくと場所選びに役立ちます。標高が100メートル上がるごとに気温は約0.6度下がります。標高1000メートルのキャンプ場なら、平地より6度涼しい計算です。東京の夏が38度なら、標高1000メートルでは32度。まだ暑いかもしれないですが、体感は全然違います。夜は20度を下回ることもある。
夏の夜に20度以下になる場所で寝る体験、都市部では夏の間ほぼ不可能です。エアコンなしで窓を開けて眠れる、という感覚を久しぶりに味わえます。子どもにとってはその感覚が新鮮で、「キャンプ最高」につながります。気温の力は侮れないです。
高原キャンプ場を選ぶ5つのポイント
① 標高は800メートル以上を目安にする
避暑効果を実感したいなら標高800メートルが最低ラインです。500〜600メートルくらいだと「少し涼しいかな」くらいで、夏の昼間はまだ暑い。1000メートルを超えると夜の涼しさが明確に感じられます。1500メートル以上になると夜は冷えるので、夏用の薄手シュラフでは寒いこともある。逆に言うとそこまで上がれば、夏の装備ではなく秋の装備が必要になります。
初めての高原キャンプなら800〜1200メートルくらいを狙うのがちょうどいいです。涼しいけど寒くなりすぎない。装備も夏キャンプの延長で対応できます。標高はキャンプ場のウェブサイトや予約サイトに記載されていることが多いので、必ず確認してから予約してください。
② 天候の変わりやすさを把握しておく
高原は天候の変化が激しいです。午前中は晴れていたのに、午後から雷雨になることがよくあります。山岳エリアでは毎日のように夕立がある場所もあります。これを知らずに行くとびっくりします。テント設営中に突然雨が降ってきて、設営しながずぶ濡れになる。あれは体力的にも精神的にも消耗します。
対策は2つです。午前中のうちに設営を終わらせること、タープを必ず持っていくこと。高原キャンプでのタープは雨よけとしての重要性が平地より高いです。夕立に備えて、食事の時間帯はタープ下で過ごせるようにしておく。天気予報は出発前日だけでなく、現地でもこまめにチェックする習慣をつけてください。
③ 夜の冷え込みに備えた装備を確認する
高原キャンプで初心者がやりがちな失敗が「夏だからと薄着で行く」ことです。昼は涼しくて快適なのに、夜になると急に冷えてくる。持ってきた服が全部半袖で、テントの中で震えながら夜を過ごすことになります。これは笑えないです。翌朝体調を崩すこともあります。
標高1000メートルのキャンプ場での夜間気温は、夏でも15〜20度になることがあります。長袖と薄手のフリースかウィンドブレーカーが必要です。子どもはさらに体感が違うので、大人より一枚多く用意しておくといいです。寝袋も夏用の薄いものだと寒さを感じる場合があります。「暑かったら脱げばいい」で準備しておくのが高原キャンプの鉄則です。
④ アクセスと道路状況を事前に確認する
標高が高いキャンプ場は、アクセス道路が山道になることが多いです。ナビ通りに行ったら未舗装の細い山道に入り込んだ、という話は珍しくないです。普通車で通れるのか、軽自動車でも大丈夫か、SUVじゃないと難しいのか、事前に確認しておく必要があります。
キャンプ場のウェブサイトに「普通車でアクセス可能」「林道あり・注意」などの記載があることが多いです。口コミや写真も参考になります。「行ってみたら車が通れなくて引き返した」は最悪のパターンです。家族で楽しみにしていたのに、キャンプ場にたどり着けない。子どもの失望が一番つらいです。出発前に必ず確認しましょう。
⑤ 設備の充実度で「初心者向き」かを判断する
高原のキャンプ場は自然度が高い分、設備が整っていない場所もあります。水場がない、トイレが汲み取り式、シャワーがない。こういうキャンプ場が悪いわけじゃないですが、ファミリーキャンプ、特に子どもが小さい場合は設備の充実度がキャンプの快適さに直結します。
初心者ファミリーが高原キャンプ場を選ぶ基準として、最低限確認したいのは以下です。水場が近い(サイトから徒歩1分以内が理想)、水洗トイレがある、炊事場がある。これが揃っていれば大きくはずれないです。シャワーはあれば嬉しいですが、なくてもなんとかなります。ただしトイレが遠いと夜中に子どもが起きるたびに付き添いが必要です。これが意外と体力を消耗します。
高原キャンプならではの楽しみ方
ポイントばかり書きましたが、高原キャンプの楽しさも伝えておきます。
- 星空が段違いにきれい 標高が高いと空気が澄んでいるので、星の数が平地と全然違います。天の川が肉眼で見えることもある。子どもが「うわ」と言う顔を見られます。それだけで来た価値があります
- 朝の霧と気温が気持ちいい 高原の朝は霧が出ることが多いです。霧の中のキャンプサイト、幻想的です。写真映えします。朝の気温が低いので、寝袋から出るのが億劫になります。でもその空気を一度吸うとやみつきになります
- 虫が少ない 標高が高いと蚊やブヨが少ないです。完全にいないわけじゃないですが、平地の夏キャンプより圧倒的に楽です。虫除けの消費量が減ります。子どもが虫に刺される回数も減ります
- 昼間の過ごし方に幅が出る 涼しいので昼間も外でアクティブに動けます。ハイキング、野鳥観察、渓流釣り。高原ならではのアクティビティが充実しているキャンプ場も多いです
まとめ
高原・避暑地のキャンプ場を選ぶポイント、5つ紹介しました。標高800メートル以上、天候の変わりやすさ、夜の冷え込み対策、アクセス確認、設備の充実度。これを確認してから予約すれば、夏キャンプが別物になります。
暑い夏に「なんで来たんだろう」とならないための選択肢が高原キャンプです。平地が35度でも、標高1000メートルでは29度。その6度の差が、家族全員の笑顔につながります。夏キャンプの行き先、ぜひ標高で選んでみてください。高い場所に上がるだけで、夏が変わります。じゃあまた。


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