管理人です。キャンプ飯といえば何ですか、と聞かれたら、だいたいの人が「カレー」と答えます。なぜかわからないですけど、キャンプとカレーってセットになってるんですよ。カレーって家でも作れるじゃないですか。毎週作れるじゃないですか。でもキャンプで食べるカレーは別物なんですよ。なぜかうまい。外の空気と煙のにおいと、「自分で作った」という達成感が合わさって、スパイスになる。謎のスパイスが入ってるんですよ、キャンプカレーには。
しかも子どもと一緒に作れる。野菜を切ったり、かき混ぜたり、子どもが「手伝いたい」と言い出しやすい料理がカレーです。普段「お手伝いして」と言っても逃げる子が、キャンプだと急にやる気を出したりする。不思議なもんです。今回はそのキャンプカレーの作り方を、細かすぎず、雑すぎない塩梅でまとめました。
キャンプカレーがおすすめな理由
まず「なぜカレーがキャンプ飯に向いているのか」を整理しておきます。知らなくても作れますが、知っておくと「なるほど」ってなります。
- 一つの鍋で完結する 洗い物が少ない。これ、キャンプでは最高の美徳です
- 多少雑に作っても味が決まる ルーが優秀なので、野菜の切り方が不揃いでも、炒め方が甘くても、だいたいカレーになります
- 子どもが食べやすい 辛さを選べるし、野菜が苦手な子でもカレー味なら食べることが多い。親としては助かります
- 翌朝のアレンジが楽しい 余ったカレーで翌朝カレーうどんやカレー雑炊ができる。一度作ると二度おいしい料理です
材料(4人分)
シンプルにいきます。凝った材料は使いません。スーパーで全部揃います。
- カレールー 1箱(中辛か甘口、お好みで)
- 鶏もも肉 300〜400g(豚こまでも牛でも好きなもので)
- 玉ねぎ 2個
- じゃがいも 2〜3個
- にんじん 1本
- 水 800ml(ルーの箱に書いてある分量に合わせて)
- サラダ油 少々
- ご飯 適量(家で炊いて保温ジャーに入れてくるか、現地でパックご飯を温める)
野菜の下処理は家でやってから行くのが正解です。現地で玉ねぎを剥いて泣きながら切るのは効率が悪い。家でカットしてジップロックに入れておく。これだけで現地の作業がぐっとラクになります。
作り方
① 火をおこす(バーナーかコンロを準備)
カセットコンロかシングルバーナーを使います。焚き火でカレーを作るのは憧れますが、火力の調整が難しいので初心者にはバーナーが断然ラクです。焚き火カレーは「雰囲気は最高、難易度も最高」です。慣れてからやってください。
② 肉と玉ねぎを炒める
鍋に油を引いて、一口大に切った肉を炒めます。表面に色がついたら玉ねぎを加えて、しんなりするまで炒める。玉ねぎは「あめ色になるまで炒めると甘みが出る」とよく言いますが、キャンプではそこまでやらなくていいです。しんなりすれば十分です。完璧を目指すと疲れます。
ここが子どもに「かき混ぜ担当」を任せるチャンスです。大人が隣で見守りながら、鍋をかき混ぜさせてあげてください。「僕が作った」「私が作った」という感覚が、食べるときの満足度を3割増しにします。根拠はないですけど、そうなんです。
③ じゃがいもとにんじんを加えて煮る
じゃがいもとにんじんを加え、水を入れて中火で煮ます。沸騰したらアクを取って、弱火で15〜20分。じゃがいもに竹串がスッと通ればOKです。竹串がなければ箸でも割り箸でも何でもいいです。「刺さればOK」という判断基準は料理を楽にします。
じゃがいもが煮崩れやすいのが気になる方は、メークインを選ぶといいです。男爵より煮崩れにくい。どちらでも味は変わらないですけど、見た目がちょっと違います。見た目を気にするかどうかはご自由に。
④ ルーを入れて仕上げる
火を止めてルーを割り入れ、溶けたら弱火で5分ほど煮込んで完成です。ルーを入れるときに一度火を止めるのは、焦げ防止のためです。これをやらないと底が焦げます。やらずに焦がしたことがあるので言えます。
隠し味に何か入れたい人は、チョコレートひとかけ、インスタントコーヒー小さじ1、醤油少々あたりが定番です。入れなくてもうまいですけど、入れると「あ、なんか深みが出た気がする」ってなります。気がするだけかもしれないですけど、気がすることって大事ですよ。
子どもと一緒に作るためのコツ
年齢別・担当できる作業の目安
「子どもに何をやらせればいいのか」を悩む親御さんが多いので、年齢の目安を書いておきます。あくまで目安です。子どもによって全然違います。
- 3〜4歳 材料を鍋に入れる・かき混ぜる(大人が手を添えながら)
- 5〜6歳 じゃがいもの皮をピーラーでむく・ルーをパキパキ割る
- 小学校低学年 にんじんや玉ねぎを子ども用包丁で切る(大人が隣でサポート)
- 小学校中学年以上 火の管理以外はほぼ全部任せられます
ルーをパキパキ割る作業、子どもは謎にテンションあがります。あの「パキッ」という音と、力を使う感覚が楽しいらしい。大人には何でもない作業ですが、子どもにとっては立派なお手伝いです。任せてあげてください。
失敗しないための3つのポイント
- 野菜は家で切っておく 現地での作業を減らすほど余裕が生まれます。余裕があると子どもとの時間も楽しくなります
- 水は少なめから始める 多すぎるとシャバシャバになります。ルーの箱に書いてある水の量を基準に、少し少なめで始めて調整するのがコツです
- 焦らない キャンプの料理はゆっくりやるものです。急いで強火にすると焦げます。時間があるんですから、のんびりやってください。それがキャンプです
翌朝のアレンジレシピ
余ったカレーを翌朝どうするか、これもキャンプカレーの醍醐味です。捨てないでください。絶対に使えます。
カレーうどん
残ったカレーに水を少し足して伸ばし、温めたところにゆでうどん(袋入り)を入れるだけです。麺つゆを少し足すとさらにうまい。5分でできます。子どもが「うどんも好き」ってなります。翌朝から大満足の朝食になります。
カレー雑炊
残ったカレーに余ったご飯を入れて、水で伸ばしながら加熱するだけです。卵を溶いて入れると完成度が上がります。寒い朝に食べると体が温まる。「昨日の夜の残り」が朝の最高の一品になる。これがキャンプの魔法ですよ。大げさじゃないです、ほんとに。
まとめ
キャンプカレーは「一鍋完結・子どもが手伝える・翌朝も使える」三拍子そろった最強のキャンプ飯です。難しいことは何もないです。材料を炒めて煮てルーを入れるだけ。それだけで子どもが「おいしい!」って言います。自分で作ったものだから余計においしく感じる。その顔を見るのが、キャンプで一番いい瞬間だったりするんですよ。
夏前に一回作っておくと、夏のキャンプで段取りよくできます。練習も兼ねて、まず自宅の庭やベランダでやってみるのもアリです。外で作るだけでキャンプ気分になります。人間って単純なもんですよ、いい意味で。じゃあまた。

コメント